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岐阜県農業高校生訪問団=「食の安全意識知りたい」=それぞれの期待を胸に

ニッケイ新聞 2012年7月27日付け

 『第34回岐阜県農業高校生海外実習派遣団』(高﨑哲治団長)が19日に来伯、8月1日まで当地で研修を行っている。
 県下農業高校5校から、日下部純平(リーダー)、島垣内祐輝、坂垣内賢哉、小澤礼弥、嶋田颯、奥谷翼、三島朱里、伊藤優希、井川拓海さんの9人が参加した。うち7人は農家出身。
 将来の農業者の育成を目的に35年前に始まった。岐阜県人会が受け入れ団体。今回はピエダーデ、トゥルボランジャで農業実習を行なうほか、イタイプー発電所やイグアスの滝を見学する。ブラジルの後は、集約的農業の先進国、スイスとオランダを訪れる。
 「食に対する安全意識を知りたい」(日下部君)、「大規模農場の栽培方法を見たい」(島垣内君)、「環境への取り組みに興味がある」(小澤君)、「放牧中心の酪農経営や管理方法を学びたい」(嶋田君)などとそれぞれの抱負を語った。
 高﨑団長は「移民の皆さんとの交流を深め、絆を強めることができれば」と意欲を見せていた。