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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年8月7日付け

 先月行われた「第1回世界若者ウチナーンチュ大会」は、若者らしい、絆が強いというイメージの沖縄県系人らしい盛り上がり方だった。
 「失われつつある沖縄文化を継承したい」という思いで世界中の県系人が一堂に会し、日夜熱い議論を繰り広げる。それが毎年行われるというのだから、移住者にとっては喜ばしい、頼もしい動きであるに違いない。
 開会式と閉会式しか見ていないが、その様子から期間中に催された様々なイベントも盛り上がったのだろうと予想できた。しかし気になったのは、時間通りに始まらなかったこと、閉会式最初の与那嶺真次会長の挨拶を、会話に熱中してほとんど誰も話を聞いていないように見えたことだ。
 アメリカの代表者は「来年は規模を百倍にする」と宣言していた。反省点を次に生かし、まとまりある、実りある大会になればと思う。(詩)