ニッケイ新聞 2012年8月17日付け
15日に国道と鉄道の巨大プロジェクトを発表して注目を浴びたジウマ大統領はこの日、大統領府の外でも目立った。そこではスト中の連邦公務員がデモ行進を行っていたが、そこには鎌を持った死神を模した巨大ジウマ人形がスト隊の敵として掲げられていた。連邦警察のストは16日、クリチーバのアフォンソ・ペーナ空港に及び70%の飛行機に影響が出た。
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14日のシャリッタ氏に続き、フォーリャ紙は15日もサンパウロ市市長選候補者の公開質問会を行い、大衆社会党(PPS)のソニーニャ候補が登場。ソニーニャ候補は「私ならセントロへの乗り入れは禁じないが、乗り込む車に3レアル課金」「大麻が合法になるならバーで売っても良い」「セーラ氏の副市長候補になることは考えなかった」などと答えた。参加した市民からは「はぐらかすような答をしないところが良い」と好評だった。
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15日、ブラジル随一のフルート奏者アルタミロ・カリーリョが肺癌のために亡くなった。87歳。主にショーロ音楽で活躍したが、クラシック音楽の演奏もこなし、ロベルト・カルロスやシコ・ブアルキ、カエターノ・ヴェローゾなど、ポピュラー・ミュージックの音楽家の作品でもその腕前を遺憾なく披露した。「〃ショーロの父〃ピシンギーニャ以来のフルートの天才だった」と、その才を称える声も多い。