ニッケイ新聞 2012年8月18日付け
在ベレン日本国総領事館(沼田行雄総領事)は8日、ベレン市内の総領事公邸で『平成24年度外務大臣表彰』を受賞した岡島博(70、群馬)、堤剛太(64、東京)両氏への表彰式を行った。
日本と諸外国との友好親善増進で顕著な功績を残した個人及び団体を表彰するもので、今年度のブラジルにおける受賞は両氏含め個人6人、団体1つだった。
岡島さんは、1993年から北伯群馬県人会会長として活躍。その活動の一環としてベレン近郊に、540ヘクタールの原始林を購入。「アマゾン日伯友好の森(旧ブラジル群馬の森)」として現在に至るまで管理・運営を行い、アマゾン環境保護に取り組んできた。また、農作物栽培を通じ、地域振興に貢献してきたことも評価された。
堤さんは、20年以上に渡り汎アマゾニア日伯協会事務局長として、アマゾン地域最大の日系イベントである『日本文化週間』の指揮、日本語教育事業、地域社会との交流及び日系社会治安対策問題解決に積極的に関与してきた。
表彰者二人の挨拶の後、生田勇治汎アマゾニア日伯協会会長の音頭で受賞を祝し乾杯した。祝宴では出席者一同、ベレン総領事館のスタッフを交えながら、和やかに懇談し二人の受賞を喜びあい散会した。(パラー州通信員 下小薗昭仁)