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ポルトガルでブラジル人焼死=サンパウロ州出身の歯科医と子供
ニッケイ新聞 2012年8月24日付け
ポルトガルのカストロ・マリン市で22日午前10時(ブラジリア時間では午前6時)頃、サンパウロ州クリスタイス・パウリスタ出身のルシアナ・ピニェイロ・ジオーゾさん(40)と2人の子供が焼死したと23日付ブラジルメディアが報じた。
ルシアナさんはブラジル人で歯科医の主人と共に欧州に渡り、現地でも各々、歯科医として開業していたが、22日朝、主人が出勤した後、火災とガス爆発が起き、10歳の娘と13歳の息子と共に焼死した。
23日付伯字紙では火災の原因は調査中とあったが、G1サイトでは、本人が子供たちと共に寝室にこもり、ガソリンをまいた上で火をつけたとの警察の説明を掲載。ルシアナさんにはうつの傾向があり、これまでにも何度か自殺を試みた事があるという。
ブラジルに残された家族や友人達はルシアナさん焼死の報に驚きを隠さないが、現地のブラジル領事館は必要な支援を惜しまないと約束。ルシアナさんと2人の子供の遺体はブラジルに移送され、サンパウロ州で埋葬される。