ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
大学構内で女子学生が死亡=対応の遅れが原因と夫が抗議
ニッケイ新聞 2012年8月25日付け
サンパウロ市南部イタイン・ビビにあるメトリポリタナス・ウニダス大学(FMU)で23日夜、学生が講義中に倒れて死亡するという事件が起きた。
24日付G1サイトによると、死亡したのは会計学コースのアンジェリタ・ピントさん(28)で、講義中に具合が悪くなって倒れ、学友が応急処置をとる一方で、消防とSAMUの救急車を呼んだが、救急車が到着した時には死亡していた。
夫で看護士のジョゼ・カルロス・サントスさん(44)によると、大学がSAMUに通報したのはアンジェリタさんが倒れてから15分後の午後9時45分頃。消防への連絡は9時49分で9時56分に到着したが、アンジェリタさんの息は切れていた。SAMU到着は10時12分だった。
サントスさんによれば、アンジェリタさんの死因は心臓の細胞が不規則に細かく震える心室細動で、倒れた時は事実上、心臓が止まった状態だったが、大学側の対応が早ければ十分助かっていたはずだという。
FMU側によると、イタイン・ビビの構内には医師や看護婦は常駐しておらず、消防士が1人いたが、その消防士も応急処置を行わなかったという。保健局の担当者は、教育機関には医師常駐などの規定がないが、通常は、1日1千〜3千人が行き来する場所には自動体外除細動機(AED)の設置が義務付けられている。