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米袋にネズミの死骸=管理は万全と業者ら反論

ニッケイ新聞 2012年8月31日付け

 サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市の主婦が、米の袋の中にネズミの死骸が入っていたとして、精米業者と販売店を訴える意向と28日付G1サイトが報じた。
 2週間前に開けた5キロ入りの米袋からネズミの死骸が見つかったのは26日。〃ナモラード〃という銘柄の米は、近くにある大型小売店Extraで買ったという。
 いつもの店で買ったいつもの品をいつものように使っていたという主婦は、終わりかけた袋の中の死骸を見て、6カ月の息子も食べたと青い顔。警察に被害届けを出すと共に精米業者に電話をかけたが、袋ごと送れと言うのみで納得のいく説明はなかったという。
 精米業者は、自分達の会社は基準通り衛生管理を行っており、同種の事故は前代未聞と文書で返答。商品を回収して調べたくても主婦が応じてくれず、調べようがないとも書いている。販売店側は、仕入先や商品の選定は厳密に行われており、主婦からのコンタクトもなかったと返答。
 問題の米は警察が回収して調査中だが、主婦の側は開封後に入ったネズミではとの問いを頭から否定している。