ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
穀物買付けの船に御難=待てど暮らせど荷物来ず
ニッケイ新聞 2012年9月1日付け
パラナ州のパラナグア港で、トウモロコシや大豆の買付けに来た船が、1月経っても荷積み出来ず、湾外で待たされていると8月31日付フォーリャ紙が報じた。
港湾労働者や生産農家によると、パラナグア港では、米国の大干ばつによる需要の高まりと国内輸送の欠陥などが重なり、輸出用のトウモロコシや大豆の不足が起きている。米国の干ばつが世界的な食糧供給に大きな影響を与え、価格高騰も起きている事は周知の事だが、豊作のはずのブラジルでの穀物調達や荷積みを困難にさせているのは輸送部門の不備や連邦公務員のストだ。
パラナグアへの穀物輸送には鉄道とトラックが使われるが、ブラジルの弱点は、どちらの輸送手段もインフラ(基幹構造)整備が不充分である事。それに輪をかけたのがトラック運転手のストや連邦公務員のストだ。
トウモロコシは昨年より5割増の年1400万トンなど、好調な穀物輸出が見込まれる一方で、30日以上待機しても荷積み出来ない船が海上に列を成している。
同様の問題はサンパウロ州サントス港、サンタカタリーナ州サンフランシスコ・ド・スル港でも起きており、この状態は次の収穫が始まる年末まで続くと見られている。