ニッケイ新聞 2012年9月4日付け
日本全国の1万5千寺から選ばれた「法話のスペシャリスト」が特派される、曹洞宗ブラジル巡回特派布教が2日から始まった。今年で9人目となる特派布教師は、三重県伊賀市にある廣禅寺の武内宏道さん(こうどう、49、三重)。北海道から九州まで法話をしてきた経験があり、今回は「福山諦法管長のおことばにある、東日本大震災の被災者への支援に感謝する気持ちをお伝えしたい」との抱負をのべた。18日に帰国する予定。
主な日程は次の通り。5日10時=第3アリアンサ文協会館、8日午後6時=サンパウロ市の南米別院佛心寺本堂、14日午後7時=ブラガンサ・パウリスタ市、15日午前10時=カッポン・ボニート市日系クラブ、16日午前11時=モジ市禅源寺本堂。
中でも8日の佛心寺春彼岸会に関して、国際布教師の越賀道秀さん(36、兵庫)は「お位牌お供え等をお持ちになられて、早めの受付をお願いします。宗派を問わず、ぜひお参りください」と呼びかけた。法要後、同特派布教師からの法話となる。問い合わせは佛心寺(電話=11・3208・4515)まで。