ニッケイ新聞 2012年9月5日付け
大阪・サンパウロ姉妹都市協会(岡田茂男会長)が主催する『第2回ポルトガル語スピーチコンテスト』でこのたび優勝した、大阪大学外国語学科4年生の小島知子さん(23、埼玉)が親善大使として先月31日に来伯し、9月24日まで約1カ月、語学研鑽も兼ね市役所訪問や観光を行なう。
大学ではポルトガル語を専攻。カンピーナス州立大学に留学した経験も。コンテストでは、「関西人とブラジル人の共通点」というテーマで作文を書き、スピーチではカンピーナス滞在時に起きた東日本大震災後、大学で現地の学生に折り紙を教え、千羽鶴を折って日本に送った経験などを語った。
今回は公式プログラムであるサンパウロ市役所や商工会議所訪問のほか、弓場農場、ブラジリアなどを訪れ、大学でポルトガル語講座も受講する。
「留学時代は接する機会がなかった日本人移住者や進出企業の駐在員の方と交流したい」と笑顔で語った。