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東西南北

ニッケイ新聞 2012年9月11日付け

 3連休中、連日30度前後の冬らしくない気温が続いていたサンパウロ市だが、国立気象観測所によると、9日は33・1度を記録し、冬としては57年ぶりの暑さとなったという。夏を含んだ2012年全体でも、この暑さは34・3度を記録した3月1日以来だという。この暑さでサンパウロ州海岸部には観光客が集まり、30万人ほどの人出でにぎわった。この暑さは13日まで続くという。
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 7日にモルンビー・スタジアムで行われたサッカー代表(セレソン)の親善試合、対南アフリカ戦で、ブラジルセレソンは、勝ちはしたものの1—0の辛勝に終わり、ブラジルのサッカー・ファンには強い不満が残った。特に選手交代でベンチに下がったネイマールには、「このピポケイラ(ポップコーン売り)め」の野次が飛んだ。また、モルンビーがサンパウロFCの本拠地ということもあり、「(前代表の)ルイス・ファビアーノを出せ」との声も聞こえた。
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 9月7日の独立記念日にエスタード紙が発表した「ブラジル音楽最高のレコード」に、ロックバンド、ロス・エルマーノスの2003年作品「ヴェントゥラ」が選ばれた。2位には70年代のMPBのスター、ミルトン・ナシメント、3位には80年代のロックのカリスマ、レジオン・ウルバーナの作品を選出。30位まで発表されたが、全体的に世代交代の印象も。