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サンパウロ市で女性タクシー急増=わずか5年で2・6倍に

ニッケイ新聞 2012年9月15日付け

 サンパウロ市では、過去5年間で女性のタクシー運転手が2・6倍に増えたと13日付アゴラ紙が報じている。市交通局によれば、サンパウロ市内で登録されているタクシーは7万1349台。そのうち女性が登録するタクシーは2007年で2060台だったのが、2011年は5365台に増えている。
 その主な理由は、好きな時間に働けることのようだ。教師と両立できる仕事を探していたというエンブー在住の教師のルシア・ルイザ・シルバさんは、午後5時に家を出て、午後7〜11時まで授業する日々を送る。
 忙しい毎日だが、不平を言うどころかルシアさんは満足している。むしろ「空いた時間に読書をしたり、授業の準備ができる。大学院にも進学できた」とも。
 また運転手歴12年で、大学卒業時に就職口がなく、親戚がやっていたために始めたという女性は、「毎日いろいろな人に会える。聞き手に回ることも多いタクシー運転手は一種のセラピストのようなもので、自由も多くて楽しい」と話す。
 タクシー運転手から成る労働組合のナターリコ・ベゼーラ代表によれば、サンパウロ市での最初の女性運転手登場は1958年だったといい、「女性は全般的に男性より仕事が丁寧。労働市場は変わってきている」と好ましい見方を示している。

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