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カラオケ全国大会=ブラジル代表 新出好章さんが堂々優勝!=「緊張なかった」と笑顔=審査員4人の満場一致で

ニッケイ新聞 2012年9月15日付け

 横浜・浜銀ホールで8月5日に行われた『歌と踊りの祭典全国大会』(全国カラオケ指導協会主催)にブラジル代表として参加した新出好章さん(36、二世)が、出場136人の中で見事優勝を果たした。ブラジルからの出場は2008年大会の井川昭さん(72、愛媛)以来で、井川さんも優勝している。

 今年6月に横浜市で行われた『第12回ブラジル全カラ祭り』で優勝し、日本での全国大会に出場した。松原健之の「雪」を堂々と披露。
 同行した全国カラオケ指導協会の島田正市ブラジル総本部長が「審査員4人全員が、歌声を聞いた瞬間、間違いなく1番だと思ったと話していた」と語るように、満場一致で優勝が決まった。
 両親の影響で幼少の頃から日本歌謡に興味を持ち始め、6歳でカラオケを始めた。大会に出るようになったのは約8年前からだという。
 18歳から24歳までを関西地方でデカセギとして過ごした経験を持ち、非常に流暢な日本語を話す。日本での初めてのステージにも「特に緊張はなかった」という強心臓の持ち主だ。
 優勝の感想を尋ねると「富山から応援に来てくれた親戚のおばさんたちに格好良いところをみせなきゃ、と意気込んでいた。全力を出し切り、それに結果がついて来たことは本当に嬉しい」とはにかんだ。