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携帯電話への不満が最多=プロコンへの苦情相談で
ニッケイ新聞 2012年9月20日付け
消費者保護センター(Procon)に昨年一年間で寄せられた消費者からの苦情のうち、携帯電話に対する不満が最も多かったことがわかった。19日付フォーリャ紙などが報じている。
18日に行われた法務省管轄当局の発表によれば、政府に登録されている24州一連邦区にある170カ所のプロコンで、1万9千の会社などに対し、合わせて15万3094件の苦情が寄せられたという。
そのうちの52%が消費財に対する苦情で、その中では携帯電話がトップ、その次にパソコンなどのIT関連商品、白物家電などが続く。消費財以外では、金融、公共サービスに関する相談の2つが最も多かったという。
最も多く苦情が寄せられている会社は、携帯電話、小売、銀行、家電メーカーなどが上位に並んでおり、企業名で言うと携帯電話会社のOi、韓国の家電メーカーLG、Claro、イタウー銀行などが続く。
この結果に対してLGは、今年、消費者への技術サポートに200万レアル投資したとして、「昨年に比べると苦情の件数は半数に減っている」とコメントしている。