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伯情報機関にスパイ?=238人分のパスワード盗む

ニッケイ新聞 2012年9月22日付け

 大統領護衛局(GSI)配下の国家情報部(Abin)の職員が、同部署の機密情報をスパイしていた疑いで、一週間前に連邦警察に現行犯逮捕されたと21日付エスタード紙などが報じている。同情報部は国家戦略上、最重要と思われる案件に限り、内密に調査を進める機関だ。
 犯人の氏名はWTN(35、男性)という頭文字だけ公開されており、コンピューター情報処理部門に所属していたと見られる。「通常のパターンにない情報の流れが検出された」という同情報部からの通報を受け、連警が逮捕した。
 犯人は逮捕時、本人には許可されていない情報領域にアクセスしていた。すでに、戦略情報を調査する238人分もの同僚捜査官のパスワードを盗み出した後だった。
 デリケートな扱いが必要な事件だけに、被害の実態究明は内密に行われるとみられるが、同防護局のジョゼ・エリト・カルヴァーリョ長官は「徹底的な究明を求める」とコメントしている。
 犯人は秘匿情報の漏洩の罪に問われ、解雇の上、2年までの実刑に処される可能性がある。今件は大統領府の国家機密情報防護の脆弱さを示すものであり、早急な事件の全容解明とスパイによる被害の全容究明が求められている。

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