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保健プラン=301種の販売差し止め=従来からの利用者はセーフ
ニッケイ新聞 2012年10月4日付け
保健監督庁(ANS)は、38社、301種の保健プランの5日からの販売を差し止めることを3日に発表した。4日付伯字紙が報じている。
301種の保健プランの販売差し止めは、ANSが2011年に定めた診察や検査、手術などの対応期日を守らず、消費者からの苦情が相次いだためだ。
このうちの75%にあたる29社、221種の保健プランは6月13日に発売禁止処置が出された38社268種の保健プランに含まれていたもので、ANSから改善が見られないと判断されたために引き続き発売差し止め期間が延長された。今回は、新たに9社80種のプランを加えての差し止め実施となる。
販売差し止めとなった保健プランの加入者は約360万人で、ブラジルの保健加入者全体の7・6%にあたるが、差し止めとなるのはあくまで新規の販売であり、それ以前に加入した人は従来通りプランを利用できる。
処分の対象となった保健会社は、ANSが受ける苦情の数のワースト1で40もの保健プランの販売を差し止められたグリーンライン社や、37のプランが処分を受けたウニメド・パウリスターナ社などだが、詳細な全リストはANSのサイトwww.ans.gov.brで確認することが可能だ。
今回のANSの処置に対し、保健業界15社の組合であるフェナ・サウーデは全面支持を表明しているが、その一方で、保健問題を専門とする弁護士のジュリウス・コンフォルチ氏は「企業側は差し止めを受けていても他のプランを適用すれば問題はないし、新しいプランを作ることだって可能だ」とし、ANSの現状の対策には抜け道があると指摘している。