ニッケイ新聞 2012年10月5日付け
3日夜8時55分にパラナ州の変電所で事故が起き、南伯、南東伯、中西伯、北伯の4地域で停電が起きたと4日付G1サイトなどが報じた。停電は約30分で解消したが、ミナス州で21市など、広域で被害が出た。
停電の原因はフォス・ド・イグアス変電所の変圧器での短絡(ショート)事故で、火災も発生したため、他の変圧器も自動的に停止した。
全国電力システム運営機構(ONS)は4日、定期点検は行なわれていたが、ブラジルの送電線は全長10万キロもあり、トラブル発生もありうると発表。3日に予定されていたブラジル対アルゼンチンの親善試合が中止された件は無関係だという。
なお、連邦直轄区では4日も停電が起きて最高裁のメンサロン事件公判は予定より遅れ、午後2時42分に発電機を利用しながら開始された。