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全国市長選=セーラとハダジが決戦投票=ルッソマノは逆転負け=リオやBHは現職が再選=PSDとPSBが大躍進

ニッケイ新聞 2012年10月9日付け

 全国5565市の市長選挙は7日に行なわれ、サンパウロ市ではジョゼ・セーラ候補(民主社会党・PSDB)とフェルナンド・ハダジ候補(労働者党・PT)が28日の決戦投票に進み、9月まで世論調査で優位を保っていたセウソ・ルッソマノ候補(ブラジル共和党・PRB)が落選した。決戦投票は州都17を含む50都市で行われる。8日付伯字紙が報じている。

 直前の調査で3人がほぼ同率の混戦となったサンパウロ市では、有効票の30・75%を獲得したセーラ候補と、2%ポイント以内の差となる28・98%獲得のハダジ候補との決戦投票となった。
 ルッソマノ候補は21・60%で3位で、以下、ガブリエル・シャリッタ候補(PMDB・民主運動党)13・60%、ソニーニャ候補(社会大衆党・PPS)2・65%、カルロス・ジアナッシ候補(社会自由連合・PSOL)1・02%と続き、残り6候補は1%を切った。無記名票と無効票は1996年以来最高の28・9%を記録した。
 セーラ氏は中央部と北部、南部、東部、西部、ハダジ氏は極東部と極南部、北西部と、元来所属政党が地盤としてきた地域で最多得票を達成したのが勝因となった。ルッソマノ氏はいずれの地区でも最多得票を逃した。
 セーラ氏は決選投票進出決定後、「クリーンな政治という政治理念が認められた。この理念はこの国では終わりかけていると思っていたが、最高裁のおかげで保たれた」と語り、「私がメンサロンのことを言わなくても市民が問題にし続けるだろう」と同事件が決選投票のカギになるとの考えをほのめかした。
 一方のハダジ氏は「ジウマ政権を支持している政党の候補の支援を得たい」とし、ルッソマノ氏やシャリッタ氏の支援を取り付ける意向だ。
 ルッソマノ氏は、選挙CMの時間の少なさと、キャンペーン終盤のCMで他党から集中攻撃されたことを敗因にあげた。
 現職市長では、リオのエドゥアルド・パエス(PMDB)、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテのマルシオ・ラセルダ(ブラジル社会党・PSB)、ゴイアス州ゴイアニアのパウロ・ガルサ(PT)、南大河州ポルト・アレグレのジョゼ・フォルトゥナチ(民主労働党・PDT)の各氏が再選。決戦投票を行なわない州都は全9市だ。サンパウロ市やパラナ州クリチバ、サンタカタリーナ州フロリアノポリス、バイーア州サルバドールなど、17州都を含む全50都市では28日に決戦投票が行われる。
 市長選出最多の政党は08年同様PMDBだったがその数は200人近く減り、2位PSDB、3位PTと続いた。メンサロン事件の影響がいわれていたPTは、08年より市長数が増えた。
 台頭が目立つのは4位の社会民主党(PSD)と6位のPSBだ。カサビサンパウロ市市長創設のPSDは民主党(DEM)離脱議員を中心とするが、新党への期待と共に票を伸ばした。ペルナンブーコ州のエドゥアルド・カンポス知事を党首とするPSBは北東、南東伯で伸張し、市長数120人以上増加の躍進を見せた。

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