ニッケイ新聞 2012年10月16日付け
「生長の家」元幹部らが離反し、「創始者・谷口雅春氏の本来の教えに立ち返る」を旗印に設立した「谷口雅春先生を学ぶ会」(中島省治代表、本部東京)のブラジル支部が、今年8月に発足した。村原新一オズワルド代表が新組織の周知のため本紙を訪れた。
日本の「生長の家」の一部幹部らは「教団が変質した」との疑念を抱いて数年前に離反し、「学ぶ会」を発足させたという。「今の総裁は地域や場所に応じて教えを変えろというが、そうすると教えのエッセンスが薄れてしまう」と村原代表も同会の主張に賛同し、2年前から当地でも設立させる準備を進めてきた。
8月の正式発会を記念し、日本本部から前原幸博副代表、久保文剛・社会事業団理事を招き、ニッケイパラセ・ホテルで講演会を行った。
今年12月1日〜8日には、雅春氏の孫・貴康さんが著書『一寸先に光は待っていた』(光明思想社刊)のポ語版出版記念に来伯し、サンパウロ市、アチバイア、サルバドール、ブラジリアを訪れる。
村原代表は「もう会員は2千人ほどになった。もっと会の存在を伝えたい」と話した。問い合わせは同会(電話=11・5011・5055、住所=Rua Conduru, 27, Jabaquara)まで。