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ニッケイ新聞 2012年10月17日付け

 領土問題意見交換会では、「中国は沖縄を狙っていて、既に国内では自分の領土と公然と言っている」との意見も飛び出した。「本当?」と疑う司会者に、何人かが「本当」とうなずいた。誇張かもしれないが、事実でないとも言い切れない。ネットや新聞・雑誌を見ると、情報は溢れかえっていて何を事実と判断するかは難しい。こんな時こそ、情報の受け手としての判断力を磨くことが必要と、しみじみ痛感。
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 県連主催『東北応援ツアー』に臨む17人のうち、県別で最多の参加者数を誇るのが福島。全体の半分に迫る8人が名を連ね、さらに被災県の県人会長として唯一小島友四郎さんも参加する。同県は地震や津波そのものの被害のほかに原発問題を抱えており、何かしたくても個人では訪れるのすら難しいのが現実だ。そんなもどかしさを感じていたからこそ、福島県人が半数近くを占めたのか。彼らにとって、今回のツアーは背中を押される思いだったのでは。コロニアからの応援の気持ちを存分に伝えてきてほしいもの。