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携帯電話は全部9桁に=16年末までに移行完了
ニッケイ新聞 2012年10月24日付け
国家電気通信庁(Anatel)は、2016年末までに全国の携帯電話の番号を9桁に移行させる意向だと24日付フォーリャ紙が報じた。
市外局番11の大サンパウロ市圏64市では7月29日から携帯電話の番号が9桁に移行されており、10月15日からは、頭の9を忘れると、番号が変わったからかけ直すよう指示するだけで、繋がらない段階に入っている。
携帯電話の番号を9桁にするのは使用可能な回線数を増やすためで、大サンパウロ市圏に続いて同様の処置がとられるサンパウロ州内陸部(市外局番が12〜19)は、2013年末までに移行の予定。これにより、現在の4400万回線が9千万回線まで増加可能となる。
それに続いて移行処置がとられるのは市外局番21〜28のリオ州で、2014年末までに9桁に移行される見込みだ。
それ以外の州は2016年末までに9桁に移行される見込みで、全国では既に2億5600万回線といわれる携帯電話の使用が、ますます拡大する事になる。
これらの移行計画は、Nextelが運営するラジオ通信用の回線を除く、全ての電話会社の回線が対象となる予定だ。