ニッケイ新聞 2012年10月25日付け
バイーア州で22日朝、41歳男性が自分の通夜に出席するという珍事が起きた。男性は4カ月間音信不通となっており、実家近くで20日に殺された路上生活者の遺体が本当にそっくりだったため、家族も誤認し、死亡したことになってしまった。知人から知らせを受けた男性は生きていると知らせようと電話をかけたが、いたずら電話だと思われ、やむなく通夜の場に現れたという。通夜の席は一転して祝いの場に変わったが、遺体の正体ははたして…。
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23日午後5時頃、突如強く降った雨のため、サンパウロ市内では69機の信号機が機能しなくなった。中には東部イタケーラや南部ジャバクアラなどの大通りも含まれていたという。交通技術公社は3月に1054機の信号装置と1万2千個の電球を交換するとしていたが、この惨状に、「白熱電球は全て発光ダイオードに取り替えたい」と語った。次期市長には、またひとつ課題ができた。
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五輪の男子100、200メートル2連覇中の「地球最速男」、ジャマイカのウサイン・ボルトが23日にリオ五輪の選手村予定地を訪れた。エドゥアルド・パエス市長や子供たちの熱狂的な歓迎ぶりに終始上機嫌だったボルトは、記者団のリクエストにも陽気に応え、ポン・デ・アスーカルの前で意気揚々とポーズを決め、リオ五輪での3連覇も約束した。