ニッケイ新聞 2012年10月25日付け
コチア青年連絡協議会(白旗信会長)は17日、サンロッケ市国士舘スポーツセンターにおいて在聖日本国総領事館の福嶌教輝総領事の歓迎会を盛大に開催し、約80人が出席した。
初めに福嶌総領事は、白旗会長とともに、敷地内にあるコチア青年碑の傍らにイッペーの苗木を植樹した。マレットゴルフ・クラブハウス内で行なわれた開会式では、「こんなに盛大に歓迎して頂き感謝します。これからもコロニアのため益々ご活躍ください」と感謝の辞を述べた。
白旗会長は記念品とし、コチア青年移住50周年記念誌2冊を贈り、国士舘マレットゴルフ愛好会の井上久弘会長も歓迎の挨拶を述べた。続いて山下治・元協議会会長の乾杯の音頭と、国士舘の森にこだまするほど意気のいい「コチア青年万歳、ビーバ!」のかけ声で、昼食会が始まった。
コチア青年の肥後英樹さんが経営するブッフェ奄美自慢の料理に加え、バルゼン・グランデ・パウリスタ在住の西川忠雄さん(在伯新潟県人会顧問)が振舞う十八番料理・石狩鍋は、会場を吹き抜ける風で冷えた体に染み渡る美味しさだったという。
ミナス州カンブイ市で農機具会社を経営する白浜清俊さんからは、同市名産の大型苺が、前田進・協議会副会長からは、花梅とシソでしめた「しめいわし」の差し入れがあり、皆感謝を込めて食事に舌鼓を打った。
食事の間、福嶌総領事は各テーブルを回り、コチア青年の自慢話やゴルフ談義、55年の苦労話に花を咲かせ、婦人らに対しては妻・母として夫や家族を支えてきた人生に敬意を表していた。