ニッケイ新聞 2012年10月30日付け
援協という組織の中心はあくまで理事会であり、できて間もない評議員会というのはすでに「形だけ」になりつつあるようだ。援協の評議員会を取材したのは3回目だったが、出席者数も前回より大幅に減り、見事に何の議論もなされず、当然紛糾もなかった。普段援協に直接には関わっていない評議員の中には、事業案と予算案を短時間で説明されてもよくわからないという人もいたかもしれない。これでは何のための評議員会か…。的外れな議論をふっかけるのではなく、建設的な議論が、多少は長くなってもなされるべきでは。
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先週の県連の会議では、「フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」という名前に、ブラジルの特許庁から商標登録の認可が下りたことが発表された。これにより、他団体が県連の許可なしにイベント名としてこの名前を使用することはできなくなった。約4年前から出していた申請が、今月になってやっと通ったのだとか。「独占とは心が狭い」と思いきや、役員らによればあくまで身を守るための措置だという。「他団体からの申し出があれば、当然無償で許可します」とのこと。