ニッケイ新聞 2012年11月1日付け
在クリチーバ日本国総領事館は「海外に居住する百歳の高齢者表彰式」の開催に際し、23日に総領事公邸で同市在住の小阪ミサ子さん(山口)、ロンドリーナ市在住の輿那嶺カマトさん(沖縄)を表彰した。
息子家族と共に出席した小坂さんは、「今後も長生きして下さい」との祝辞の言葉に「もうだいぶ長生きしましたよ」と笑顔で応え、場を和ませた。家族の呼び寄せで56年に来伯。パラナ州コルネリオ・プロコピオで土地を購入し、綿作りなどに取り組んだ。80歳まで畑で仕事に精を出していたそうで、元気の秘訣は「やっぱり働くことでしょうね」と話した。
孫のただしさん(2世、34)も出席し、共に乾杯。「ばあちゃんは良くしゃべる人。つたないポ語でも、僕のブラジル人の友達と世間話をするのが大好き」と、その元気な様子に喜んでいた。
ロンドリーナ市の表彰式は28日、パラナ日伯文化連合会会館で実施された。