ニッケイ新聞 2012年11月2日付け
ブラジルいけ花協会のエリソン会長は、初の非日系会長。協会設立当初からブラジル社会へのを目標に掲げ、早くから二世が会長を務めてきた同協会にとっても大きな一歩だ。驚いたのは、式典で丁寧語を使いこなし日本語で挨拶をしたこと。いけ花を嗜み、日本語はぺらぺら…いずれこんな非日系が増えたら、面目危うくなる日本人は多いかも?
◎
先月、中央大学から訪れた鳥居鉱太郎教授率いる「ブラジル先見隊」が、1日から開催中の学園祭でブラジル・フェスタと称してアサイジュース等のバンカを出店中だとメールが届いた。当地でお世話になった人に、と鳥居教授が知らせてくれたのは嬉しいが、「お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください」と締めくくり。東京には気軽に立ち寄れないのが残念だが、新たな日伯交流の場誕生に期待したい。
◎
本紙31日付7面で紹介した油絵同好会・マリンクラブの展覧会。世話人の砂古さんによれば、会場となる在聖総領事館のお昼休みに合わせて、正午〜午後1時半の時間帯は閉館するはずだったのが、「パウリスタ界隈の企業人がお昼休みに観覧できるように」と総領事館から申し出があり、昼休みなしで午前10時から午後5時まで開館することになった。今までの〃お役所〃対応とは一味違った粋な計らい? 開催期間は6〜8日なので時間のある方はいかが。