ニッケイ新聞 2012年11月8日付け
在ペルー日本大使館と同日系人協会が首都リマの日秘文化会館や日秘劇場などを会場に共催している第40回日本文化週間(2〜10日)に、ブラジルから花柳流龍千多会(花柳龍知多会主)の7人が招待された。
40回も続く伝統行事のメイン演目の一つとして、ブラジルから今回招待されたのは龍千多会だ。同会主は「外国に招待されたのは初めて。私自身は今回踊らないが、20年余りも教えているみんなが出るから安心している。とにかく一生懸命にやっていることをみなに伝えたい」とのべた。
7月に県連日本祭りを視察にきたペルー文協の文化部長らが当地芸能関係者から推薦を受け、最終的に龍千多会に決定したという。昨年はメキシコからやはり花柳流を招聘したという。
同会の石井雅子部長は「来年も呼んでいただけるよう頑張ってきます」と微笑んだ。出演は日秘劇場で9日午後7時半から。6曲の演目を準備している。
この期間中にアニメソングのオーケストラ演奏、伝統芸能披露などの公演から、日系写真家作品展、生花展、盆栽展、日本庭園展、現代日本の工芸展も行われる。その他、日本文学講演「村上春樹について」、小津安二郎監督集映画祭、茶道、柔道、合気道などの模範演技、将棋大会,囲碁大使館杯もある。県人会郷土料理紹介なども予定されており、ペルー版「日本祭り」的な総合イベントのようだ。