ニッケイ新聞 2012年11月10日付け
サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)の研究例会が13日午後6時半から、文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)1階の14号会議室で開かれる。 テーマは「アマゾン奥地の日系人—おもにマウエスを事例に—」で、講演者は丸山浩明・立教大学文学部史学科教授。
アマゾンの日本移民については、概してトメアスー移住地などで集住して活躍する日系人の姿が取り上げられがちだが、実際には移住者の多くが離散し、現地に残った子孫の多くは現地社会に同化して生活しているという。
アマゾンで最も早期に日本人が入植したアマゾナス州マウエスを主な事例に、「日系」という概念がどれほど彼らにとって有効か、具体的な日系人のライフヒストリーや生活ぶりをまじえて報告される。
問い合わせは人文研(11・3277・8616)まで。