ニッケイ新聞 2012年11月13日付け
つい先日まで50日以上も雨が降らなかったのが嘘のように、強い雨が8、10、12日とサンパウロ市を襲っている。12日午前中には今年2番目に多い12カ所での冠水を記録し、41機の信号機が機能を停止した。これにより、サンパウロ市では12日午前10時に245kmの渋滞を記録した。予報によると、この2〜3週間は雨が集中して降るとのこと。足元にご注意を。
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10日夕方、サンパウロ市中央部ルスのサンカエターノ通りで、19世紀に建てられ、1982年に国の文化財に指定された建物「セミナーリオ・エピスコパル・ダ・ルス」で火災が発生し、1階部分を除いて焼け落ちた。この建物には結婚式関係の衣装の店が入居しており、通称「花嫁通り」として知られている。ここにある全8店舗のうち6店舗を所有する人の関係者によると、「損害額は100万レアル以上」だというが、建物の歴史や、予定していた衣装を焼かれた花嫁の心情を考えると打撃はそれ以上か。
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善戦空しく敗戦を喫しフルミネンセに優勝を許したパルメイラスは、いよいよ全国選手権2部降格が現実味を帯びてきた。残り3試合で1敗すれば降格決定。2勝1分けや3連勝でも、ポルトゲーザやバイーアが残り3戦を全敗するようなことがない限り逆転残留はない。フルミネンセ戦後に号泣した悔しさを最後までぶつけられるか。