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連れ去られた子が手許に=バイアの夫婦の戦い実る

ニッケイ新聞 2012年11月29日付け

 バイア州の裁判所が、サンパウロ州の夫婦4組に引き取られていた兄弟5人を実の親に返すよう、27日に命じたと28日付エスタード紙が報じた。
 バイア州に住む農夫のシウヴァニア、ジェロンシオ・ブリット・ソウザさん夫妻の家に警官2人が来て、まだ2カ月だった女児も含む5人兄弟を連れ去ったのは11年6月。当時の裁判所の判事がソウザさん達の養育権剥奪を決めたためだ。
 同件については、バイア州検察局や国家司法審議会、上院の議会調査委員会なども捜査。11年に養育権剥奪を決めた判事は、児童相談所や検察局から父親はアル中で母親は売春婦と聞いたから判断したと釈明したが、検察は人身売買グループが絡んだ犯罪と判断。養育権剥奪は不当との判断が出、子供達は実の親に返される事になった。
 議会調査委員会はカルメン、ベルニャルド・トプスカル夫妻を人身売買の疑いで喚問したが、2人は黙秘権を使用。上院では、銀行口座や通話記録も調べる予定だ。
 男児2人はサンパウロ州カンピーナスの夫婦2組、女児3人はインダイアツーバの夫婦2組が引き取っていたが、全員がサンパウロ州ポアーで15日間のカウンセリングなどの後、親許に戻る事になっている。

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