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コンフェデ杯=ブラジルは厳しいグループに=伊国、墨国、日本と対戦=抽選会ではミスも発生

ニッケイ新聞 2012年12月4日付け

 13年6月に行なわれるサッカーのコンフェデレーション杯の抽選が1日に行われ、ブラジル代表(セレソン)はグループAでイタリア、メキシコ、日本という厳しい組み合わせを強いられることとなった。2日付伯字紙が報じている。
 抽選会は1日午後11時20分、サンパウロ市のアニェンビ・コンベンション・センターで行なわれたが、その結果、ブラジルは大会第1戦の15日16時にブラジリアで対日本戦、19日16時にセアラー州フォルタレーザで対メキシコ戦、22日16時にバイーア州サルバドールで対イタリア戦を戦うこととなった。
 B組は、スペイン、ウルグアイ、タヒチ、13年2月に決定するアフリカ代表で構成される。A組、B組ともに上位2チームが決勝トーナメントに進出し、A組1位対B組2位は26日16時にミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ、B組1位対A組2位は27日16時にフォルタレーザで対戦。3位決定戦は30日13時にサルバドール、決勝戦は同日19時にリオデジャネイロのマラカナン・スタジアムで行なわれる。
 この結果に、ブラジルのメディアやファンはセレソンに対して厳しい反応を示した。振り分け上、欧州代表の2チーム(スペイン、イタリア)のどちらかと戦わなければならないことは決まっていたが、他の2チームのうちの一つにメキシコが入ってしまったからだ。メキシコとは6月の親善試合で0—2、8月のロンドン五輪の決勝も1—2で敗れ、2連敗中だ。抽選後、ロナウドは「日本戦は勝てるだろうが、あとは厳しい」との見解を示した。だが日本のFIFAでの順位は24位で、139位のタヒチほど楽な相手ではない。
 一方のフェリポン・セレソン新監督は抽選の結果に「最高の組み合わせだ。ブラジルは相手が強ければ強いほど本領を発揮する」と語った。また、「優勝候補なんていない。勝ち上がった国が強いんだ」と、気を引き締めていた。
 また、抽選会ではミスも発生した。くじ引きで呼ばれたゲスト、世界的料理人のアレックス・アタラ氏がウルグアイのくじをB組に置かなくてはならないところをA組に置いてくじが混乱し、暫定的にB組3番に置いたところ、タヒチがB組3番のくじを引いてしまい、B組2番に押し出されてしまった。これにより、ベロ・オリゾンテでは予選グループの試合中はブラジル、ウルグアイの南米勢の試合が1試合も行なわれないことになり、関係者の間で不満の声が漏れた。