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ベレンで天皇誕生祝賀会=名士ら150人が出席

ニッケイ新聞 2012年12月5日付け

 【パラー州ベレン発】 在ベレン日本国総領事館(沼田行雄総領事)主催による「天皇誕生日祝賀会」が28日午後7時から、総領事公邸で開かれた。各日系団体の会長や、伯社会の招待客約150名が参加した。
 サンパウロ州漁業・養殖長官の沢木エンヒッケ、サンタレン・ノーヴォ市長のセイ・オーハゼ氏や次期州法務局長のルイザ・ナージャ・ギマランエス判事をはじめ、生田勇治会長(汎アマゾニア日伯協会)、及川定一会長(アマゾニア日伯援護協会)、山田フェルナンド会頭(パラー日系商工会議所)、山中正二副会頭(同)、沼沢末雄学長(アマゾニア連邦農牧大学)、小長野道則(トメアスー総合農業協同組合理事)ら日系団体代表者ら約150人が出席した。また、同祝賀会に毎年欠かさず出席している山田純一郎(89歳)パラー商工会議所名誉顧問も元気な姿を見せていた。
 天皇皇后両陛下の御真影と日伯両国旗が飾られた会場で、初めに日伯両国歌を斉唱。続いてシモン・ジャテネ州知事代理のルイス・フェルナンデス・ロシャ州公安局長の乾杯の音頭で、天皇陛下79歳の誕生日を祝った。
 沼田総領事は挨拶で、シモン州知事が訪日し、パラー州と日本の関係が親密になり素晴らしい交流が出来たこと、また、山田会頭が次期ブラジルスーパーマケット協会(ABRAS)会長に選出されたことを発表した。
 「パラー州の日系人の活躍がブラジル国内にも衆知徹底されることは、パラー州の日系社会にとっても喜ばしいことで、励みになる」と話し、最後に皇室のいやさかを祈り挨拶を結んだ。
 天皇陛下の誕生日を祝いながら、同州在住の日伯両国民が友好関係を更に緊密にし絆を深めているだけに、日系社会にはなくてはならない行事と言えよう。(パラー州通信員 下小薗昭仁)