ニッケイ新聞 2012年12月6日付け
「酒蔵 アデガ・デ・サケ」を経営する飯田龍也アレシャンドレさんの下には、レストランを始め企業家、弁護士、医者など様々なグループから講習会の依頼が来る。中には「日本人を接待する時にちゃんと飲めるようになりたい」と講習を受ける人も。今年の8月から日本酒をカリキュラムに取り入れたブラジルソムリエ協会で講習をする際は、「質問だらけで1時間以上も授業がオーバーすることもある」と関心の高まりを肌で感じている。
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いよいよ始まった在外選挙投票だが、最も多くの来場が期待される初日にも関わらず、午前9時半の開場の際に列を成していたのはたった6人。10時を過ぎるころには徐々に来場する有権者の姿が増えだしたものの、日本の行く末を左右する難しい選挙への緊張感や危機感は少々希薄な感じ。4日間で何人が投票するだろうか。このままでは、100人近くスタッフを用意し、9月頃から下準備を進めてきたという総領事館も拍子抜けかも。