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ニッケイ新聞 2012年12月12日付け

 谷口雅春先生を学ぶ会主催の講演会では、貴康さんが号泣する場面も。同氏の本の出版は、息子を亡くし生長の家の教えで救われたという、大田慶子連邦下議の姪の経済的支援があって実現した。経緯を知らずに同下議の議員室で開かれた出版記念会で、目にした息子の写真は早世した兄弟の雅教さんに瓜二つ。「『本を出版しなさい』と言う祖父のメッセージだった」と涙を流す貴康さんに会場ももらい泣き。
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 本日開催される県連『東北被災地応援ツアー』の報告会。やはり気になるのは、出発直前に各県庁に呼びかけることが発表された、被災3県の若者を当地に招聘する事業の進展具合だ。先月27日付本紙でも伝えている通り、代表者らは好感触を得て帰国しているよう。交流が始まるという良い報告が聞けるといいのだが。
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 共同通信の報道によれば、日系三世の幕内力士魁聖(25)=友綱部屋=が11日、東京都千代田区の法務局を訪れ、日本国籍取得手続きを開始した。日本名は「菅野リカルド」にする予定で、「国籍は変わっても、日本とブラジルは仲が良いから問題ない。相撲をやめても安全な日本に住みたい」と話しているという。魁聖は訪日一年後から日本国籍取得を考えていたといい、晴れて国籍を取得した場合、現役引退後は親方になる資格を得る。将来は、ブラジル人初の親方になる?!