ニッケイ新聞 2012年12月15日付け
約50日の訪日旅行に出発する松柏・大志万学院の「第19回訪日使節団」。斉藤上田永実副校長によれば、「経費は約1万ドルで全額各自が負担する」。それだけ多額の費用をかけても、祖先の母国を見せルーツを理解させたいとの家族の想いがあるのだろう。今回は「日本に興味がある」と言う非日系の生徒も1人参加。将来の日伯を繋ぐ小さな大使たちの、有意義な研修を祈りたい。
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ブラジル日本都道府県人会連合会の園田昭憲会長が緊急入院——。今週10日から、所用のため連絡を取ろうと携帯電話に電話をしても通じず、事務局や某県人会長に尋ねても「知らない」。どうしたものか…と思っていると、14日に本人からメールが。「月曜日にUTI(集中治療室)に入り、昨日(13日)に退院した」とか。今年最後となる県連の代表者会議、引き続いて行われた忘年会も欠席。来年は鹿児島県人会創立百周年や、戦後移住60周年が控える。体にはくれぐれも気をつけて!
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15年もの間来伯講演を行ってきた、倫理研究所の新原隆一前国際部長からメールが届いた。9月からは参与として、毎月20日間、日本国内の倫理法人会の指導に出張する多忙な生活を送っているとか。8月に本紙に掲載した特集が、毎月12〜13万部発行されるという機関誌『倫理新報』に紹介されたという嬉しい一報も。