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ジウマ政権=良い/最良が62%=今選挙なら1回で当選=公約達成度と評価が同調

ニッケイ新聞 2012年12月18日付け

 ダッタフォーリャ調査(13日実施)によると、ジウマ政権の評価は良/最良が62%で、直接選挙で選ばれた大統領で最も高い支持率を得ており、今大統領選挙を行えば、現、前大統領のどちらが出ても一次で当選すると15、16日付フォーリャ紙が報じた。
 現政権は良/最良との評価は、1月18〜19日調査の59%以降、4月64%、8月62%と安定している。政権2年目の評価が現政権を上回るのは、第2期ルーラ政権が08年11月に記録した70%のみだ。
 今、大統領選挙があったら投票する人として出てきた名前は、労働者党(PT)のジウマ大統領26%、ルーラ前大統領12%。民主社会党(PSDB)アエシオ・ネーヴェス上議は3%、ジョゼ・セーラ元サンパウロ州知事は2%、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事と無所属のマリーナ・シウヴァ氏は1%だった。
 ジウマ、マリーナ、アエシオの3者間なら、ジウマ57%、マリーナ18%、アエシオ14%。ブラジル社会党(PSB)のエドゥアルド・カンポス氏が加われば、ジウマ54%、マリーナ18%、アエシオ12%、カンポス4%。カンポス氏の代わりにジョアキン・バルボーザ最高裁長官なら、ジウマ53%、マリーナ16%、アエシオ11%、バルボーザ9%で、大統領と前大統領を入れ替えた時は、ルーラ56%、マリーナ13%、バルボーザ10%、アエシオ9%。
 ただ、現政権やPT候補への支持率の高さは、現政権の政策が順調に実行されている事は意味しない。17日付エスタード紙によれば、14年までに6000の保育所建設という選挙公約は、現在までに7件実現。大統領は11月に建設中3019件と応えたが、教育省によれば、建設中1140件、計画段階1342件、競売中503件、計画停止17件だ。教育は実行率が最も低い分野で、1月は37%だった良/最良が今月は36%と横ばい状態だ。
 保健衛生施設建設も実行率は17%で、水道敷設後も週2日断水する所も。保健衛生部門の評価は悪/最悪が48%から52%に増え、良/最良が21%から17%に低下した。治安も悪/最悪が51%から62%に増え、良/最良が19%から12%に低下。国境警備や麻薬対策、リオの平和駐留警察隊(UPP)のような部隊の全国開設なども遅れている。
 現政権に汚職ありと見る人は69%で、ルーラ政権の77%より低いがジョゼ・サルネイ政権の68%並み。汚職対策評価は悪/最悪が40%から44%に増加。大統領を深く信頼は29%で8月の33%より下がったが、31%が22%に下がったメディアや16%から21%に上がった最高裁などを上回る。