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ベ国大統領絶対安静に=呼吸器炎症で医師が命令

ニッケイ新聞 2012年12月20日付け

 18カ月で4度目となる手術を受けたベネズエラのチャベス大統領が絶対安静を命じられ、家族がキューバに出発と19日付伯字紙が報じた。
 ビジュガス情報相によると、同大統領は呼吸器系の炎症を起こし、数日は絶対安静といわれたという。11日の手術は6時間に及び、手術直後に出血を止めるための緊急処置をとるなど、大統領周辺は慌しい動きが続いている。
 情報相は手術後は炎症なども起きやすいと言って、国民の不安を取り除こうとしたが、同国内では第4期目となる1月10日の大統領就任式を日延べするよう求める声も出ている。日延べは憲法上困難と見られており、チャベス大統領の回復が遅れた場合には、下院議長が大統領職を一時代行し、30日以内に次期大統領選挙の公示となる可能性も出てきている。