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ニッケイ新聞 2012年12月20日付け

 ブラジル日本会議所提供の資料によれば、会議所は1926年に日系雑貨輸入商8社が「商業組合」を設立したのが始まり。40年に民事社団法人として登録し、第2次世界大戦のため10年近く活動を停止したが、戦後復活して62年から現在の名称となった。1970年からの集計以降、日本企業の会員数が最高に達したのは80年の215社、75年の212社に続き、今年の200社(12月時点)が3番目となる。2014年のW杯、16年の五輪に向け、いよいよ第3の波到来のようだ。
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 来年1月15日午後1時から、13〜17歳の日本語学校に通う全伯の子供たち100人が参加する「ふれあいセミナー」(日本語センター主催)が北海道協会会館で行われる。そこで、絵手紙講師の石井恵子さんらが絵手紙の講習を行ない、そこで作られた作品を持って子供たちがサントス厚生ホームを慰問するという。この講習には日本の絵手紙作家の峯誉さん、寺前ヒサエさん、NPO法人「ふれあい広場コスモス」会長の山内教子さんらが絵筆、ハガキを提供したそう。それぞれの味や個性がそのまま出そうな絵手紙。入居者にも大いに喜ばれそうだ。
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 竹中平蔵氏の歓迎会兼忘年会。挨拶を終えて食事に移ると、竹中氏らは訪問団用に設けられた室内奥の専用テーブルに移動してしまい、その後解散まで来場者との積極的な交流の場が設けられることはなかった。日本からの客人をもてなそうとせっかく集まった来場者の中には、直接意見を交し合うことを楽しみにしていた人もいたのでは。