ニッケイ新聞 2012年12月20日付け
本紙の年内発行最後となる22日付けは毎年恒例「コロニア10大ニュース」が紙面を飾るわけだが、1年分の記事を見返してみても、インパクトに欠けたと言っていい2012年。御三家(もう誰も呼んでないかも…)の存在感も感じなかった。今年に限ったことではないが▼御三家からはずしてもいいのではないかと思うのが文協。ほぼ何のやる気も感じない。木多体制になって迷走が続く。美空ひばりフィルムコンサートに多額の予算をつけてみたり、国士館エコパーク案をぶち上げてみたり。結果はご存知のとおり▼功労会員募金キャンペーンで集まったのは目標額の4分の1。挙句の果てには文化ホール建設案…。〃夢みる狼少年〃木多会長が奮起しているかというと「もうやる気がない。自分の仕事に専念したい」とか。もはや凡人の理解を超える▼県連は、ロードレース17万レの大赤字でミソをつけ、責任の所在も明らかにならないチェック機能のなさを露呈した。「東北支援ツアー」はいいが、未だに何の事業もまとまらない。タガがゆるんでいる感じを受けるのはコラム子だけだろうか。気を吐いているのは援協だろう。落成式も終わり、待つのは来年4月の開院。御三家と一絡げにするのはやめてくれと言うかも知れない▼来年末の10大ニュースの候補は「戦後移住60周年」。さてどうなることやら。川合昭委員長は「総理大臣、大統領を呼びたい」と青筋を立てているが、「まあまあお気を静めて身の丈に合った実のあるものを」と注文したい。7カ月でどれだけ踏ん張るか。正月、カーニバル返上での奮闘に期待したい。(剛)