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プレゼントの額の差5倍=一般市民はほんの気持ち?

ニッケイ新聞 2012年12月22日付け

 サンパウロ市ではAクラスの人が買うナタール(クリスマス)プレゼントの額は平均235レアルで、一般市民のプレゼント額の約5倍と19日付フォーリャ紙が報じた。
 家族へのプレゼントは平均20個購入、一つ当たりの値段は平均235レアルという記事は、Aクラス女性は衣類の購入に月3500レアルを使い、靴やバッグは仕事や休暇で外国に行った時に買いたがるなどの記述と共に掲載された。
 一方、一般市民のプレゼント平均額は43レアルで、11年の55レアルより減った。この記述からは、負債にあえぎつつ旅行その他の費用を確保しようとする庶民の姿が浮かぶが、前述のAクラス女性のプロフィールは、クアリベスト研究所が実際にインタビューしてまとめたもの。
 Cクラスの外国旅行者が増え、旅行先で使う金額も年々多くなっているブラジルだが、その一方、サンパウロ市のクリスマス商戦の売上げは昨年の4%を下回る2・7〜3%の伸びとの見方が強まっている。気に入った品は外国で買うという婦人達は国内外の価格差も熟知しているが、彼女達が国内でお金を落とすようになるには、良質の品を外国並みかそれ以下の値段で買える環境作りも必要だ。