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2位=統一選で日系政治家続々=市議52人、市長17人以上

ニッケイ新聞 2012年12月22日付け

 全伯の市長・市議を選出する統一地方選挙が10月に行なわれ、サンパウロ市では3議席(大田正高、野村アウレリオ、羽藤ジェオルジ)、モジ市ではなんと5議席、サントスでは中井貞夫氏が華々しくトップ当選するなど各地で少なくとも52人の日系議員が当選し、日系人の存在感を裏付ける結果となった。
 サンパウロ市近郊のビリチーバ・ミリン、サンベルナルド・ド・カンポ、オザスコ、アチバイア、グアルーリョス、サンジョゼ・ドス・カンポス、聖南西ではイビウーナ、ピラール・ド・スール、ソロカーバ、ノロエステではバウルー、マリーリアで市議が誕生。
 スザノの企業家パウロ・トクズミ、イタクアケセツーバ市ではマモル・ナカシマ各氏が新市長に。アンドラジーナ、ペレイラ・バレット、ペドロ・デ・トレド、ポンペイア、カイエイラス各市で現職日系市長が再選、女性市長としてはパラー州イガラッペ・アスーの上杉サンドラ市長が続投する。
 特筆すべきは、バナナ王の異名を持つ戦後移住者、山田勇次さん(帰化人)の初当選。農業者として大成功を収めた山田さんは、ミナス州ジャナウーバ市長として市政に全力で取り組む。