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8位=JBACに疑義噴出=ビザ発給業務の委託で

ニッケイ新聞 2012年12月22日付け

 ビザ発給窓口業務の迅速化・利便性の向上を目的に、在聖総領事館は10年10月に公募を実施。
 しかし、翌月開かれた旅行代理店向け説明会で総領事館は公募の存在を「好意で伝えた」が、代理店は正式な発表と勘違いし「こんな短期間に要件を満たせるわけがない」と〃出来レース〃を疑う声が噴出した。
 更に、管轄区域のみサービス料約140レがかかることへの不満や、選定されたJBAC社の対応を危惧する声も相次ぎ、12年2月末に予定していた業務開始が無期限に延長された。
 今年4月、ようやく「在サンパウロ日本国総領事館査証申請センター」開設に至ったが、総領事館も従来通り窓口業務を続けるという苦肉の策が取られた。
 ちなみに開設後1カ月間の申請数は、センターが60件、総領事館は1千件だった。