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日本祭りで各県名産品を=『日本列島食べ歩き』=エムアンドエム 佐々木社長が全国に呼びかけ=コロニアの要望も募る

ニッケイ新聞 2013年1月4日付け

 今年の県連日本祭りで各県の名産品販売ブースを設ける企画『日本列島食べ歩き』(仮称)が始まっている。昨年11月、ビジネス拡大を目的に来伯した健康食品会社『エムアンドエム』(秋田市)の佐々木正光社長と、秋田県人会の会合でアイデアが生まれ、12月の県連理事会で正式実施が決まった。今後は全47都道府県に呼びかけを行い、今月中に参加企業と出品商品のリストをまとめる予定だ。「北海道から沖縄まで日本のうまいものを紹介したい」と張り切る。実現すれば、大きな目玉となること間違いなしだ。

貿易促進アドバイザーでもある佐々木社長は、国内に埋もれた商品の海外輸出の推進に努めている。同社の主な販売先も日本国外だ。

 「海外進出したい人はいても、中国や韓国の問題でへこたれている。日本の意識を高揚させたい。きっかけをつかみたい」と本企画に期待をこめる。

 すでに秋田県庁、秋田市役所、秋田県貿易振興協会、秋田市貿易関連企業連絡協議会へ連絡、「好感触を得ている」と話す。

 同祭の会場、イミグランテス展示場入り口左手の28ブース(1ブース12平米)はすでに確保済み。出来るだけ多くの企業に参加を募り、実演販売できない企業からは同社長が一括して商品を引き受け、各県人会に届けるという。

 更に、同社では日本酒も製造しているため、日本全国4千の蔵元に日本酒の無料提供を呼びかけ酒の試飲コーナーも企画する。

 秋田県の小町娘(美人コンテストの優勝者)を少なくとも3人招聘するほか、漫才や三味線など文化活動愛好者にも同祭での公演を呼びかけ祭りを盛り立てる。

 佐々木社長は、より当地の要望に沿った商品を提供できるよう、「食べてみたい日本の名産品や手に入れたい伝統工芸品などについて、意見を聞かせてほしい」と呼びかけている。

 前田ネルソン日本祭り実行委員長は「ブラジル進出を狙う日本企業に機会を提供できる。昨年3社だったが、今年は更に拡大し、日伯両国の交流を深めたい」と喜んでいる。

 連絡先は佐々木社長(Eメール=sasaki@mandm-akita.com)、もしくは秋田県人会(11・5573・4107)まで。