グアルジャー=正当防衛で3回も刺す?=7レアルの価格差でもめ
ニッケイ新聞 2013年1月5日付け
サンパウロ州海岸部グアルジャーの食堂で、定食の値段と請求価格の違いが原因で口論になり、顧客が刺殺される事件があったが、警察に出頭した加害者の店主親子が正当防衛を主張していることがわかった。4日付伯字紙が報じている。
事件は12月31日、グアルジャーのシュハスカリア「カーザ・グランデ」で起きた。カンピーナスからグアルジャーに来ていたマリオ・サントス・サンパイオさん(22)は、恋人と友人2人と共に夕食を食べたが、会計の際、メニューに書かれた12・99レアルではなく19・99レアルを請求されたことに疑問に感じ、店側に説明を求めた。
店主の息子のジエゴ・ソウザ・パッソスさん(23)が説明したが、サンパイオさんは納得せず、口論となった挙句、店主のジョゼ・アドン・ペレイラ・パッソスさん(55)が厨房から持ち出した包丁で計3回刺されて死亡した。
パッソスさん親子は2日夜、弁護士と共に警察署に出頭し、「たった7レアルのことで人を殺すわけがない」として正当防衛であると主張した。アドンさんは、サンパイオさんが興奮してジエゴさんの首を絞めようとしたのを見て、息子から手を離させるためにサンパイオさんの肩をつつこうとしたら背中に刺さってしまったとしており、刺したのは1回だけだという。また、定食は18時までは表示価格だが、事件の起きた時は19時だったため19・99レアル請求したという。
だが、サンパイオさんと共に現場に居合わせた友人たちは、サンパイオさんはジエゴさんに脅され、アドンさんによって3回刺されたという。
パッソス親子は3日朝警察署を後にしたが、市警では店にいた従業員全員からの事情聴取と防犯カメラの映像の解析を行なう意向で、サンパイオさんの検視結果が出るのも待っているという。