ニッケイ新聞 2013年1月9日付け
韓国の聯合ニュース社の報道によれば、韓国とブラジルが昨年11月、社会保障協定を締結した。日伯間では昨年3月に発効した、社会保険料の二重払い防止を目的とする協定だ。両国の国会同意を経て、発効後はブラジルに派遣勤務する韓国の被用者は最長8年間、当地の年金加入義務を免除され、韓国企業の投資環境改善が期待されている。韓国が中南米の国と社会保障協定を締結するのはブラジルが初。韓国政府は、同国企業と労働者の進出が活発な国を優先して協定の締結を推進するとか。押しも押されもせぬ韓国の勢い。日本もあぐらをかいてはいられない?
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クリスマス公演のバレエ作品の間に上演されたスライド・ショー「テアトロ・ユバ50年のあゆみ」では、劇場建設の経緯が語られた。小原さんが弓場に入ってもない頃、当時から行われていたクリスマスの踊りや劇の練習を見ていた際に、手持ち無沙汰にしていた子どもたちに簡単なダンス作品を作ったところ、それをみていた農場創設者・弓場勇が「今年はここに舞台を作ろう」と唐突に提案したのがきっかけ。そこからわずか1週間で完成までこぎつけたというから驚きだが、小原さんが何より感銘を受けたのは、勇氏の提案を即座に受け入れ、建設に取り掛かった弓場の人間の姿勢だったのだとか。