ホーム | 日系社会ニュース | 全伯最大規模の日語講座=マナウス400人で修了式=西部アマゾン日伯協会で=発表会で1年の締め括り

全伯最大規模の日語講座=マナウス400人で修了式=西部アマゾン日伯協会で=発表会で1年の締め括り

ニッケイ新聞 2013年1月12日付け

 文協運営の日本語講座としては全伯最大規模を誇る、西部アマゾン日伯協会(錦戸健会長)の日本語講座(同校長、生徒数約450人)は、12月22日午後6時から同協会サロンで修了式を行った。教師や理事、生徒の家族や友人らも含め約400人が出席し、賑やかに祝った。「楽しく面白く」をモットーとする同講座。修了式も形式ばらず、生徒たちがそれぞれの得意分野を活かした発表会を行った。クラスの仲間や気の合う仲間同士、あるいは自分たちで結成したバンドやコーラス部などが日本語に関する歌や踊りを披露。文協の民謡研究会に通う生徒も舞踊を舞った。

 発表会のメインとなったのは、30人弱の演劇部による劇「時の旅」。侍の時代から現代にタイムスリップする物語を45分間に渡り熱演し、観客にも好評を博した。会場からは「自分も入学したい」と言う声も聞かれた。
 2010年からマナウスを拠点に日本語教育機関のサポートを行うJICAシニアボランティアの鶴田俊美さんも、劇にゲスト出演したりアニメソングを熱唱したりと会場を盛り上げた。
 発表会後は錦戸校長ら教師手製のカレーと飲み物、参加者らが持ち寄った食事で忘年会をかねた夕食会が開かれ、それぞれ食事に舌鼓を打ちながら親睦を深め合った。