Vivoで送受信障害=サンパウロ州含め4州で約5時間
ニッケイ新聞 2013年1月18日付け
ブラジルで最大のシェアを誇る携帯電話メーカー、Vivo(ヴィーヴォ)社の通話とインターネットのサービスが、16日にサンパウロ州と南伯3州で5時間余り止まった。17日付伯字紙が報じている。
Vivoの送受信障害は16日午後12時15分頃起き、同日の17時頃まで続いた。同社のレオナルド・カプテヴィレ企画部長によると、原因は、サンパウロ州にある送受信センターで、携帯電話回線を別の回線とつなぐための装置のスイッチが誤作動し、他の全ての回線との交信が出来なくなってしまったという。
この影響で、サンパウロ州内で携帯電話通話とインターネットサービスが使えなくなっただけではなく、パラナ州、サンタカタリーナ州、南大河州の南伯3州でも前払いの携帯電話利用者の少なくとも半分に同様の現象が起きたほか、固定電話回線でも障害が発生した。被害者の総数は、携帯電話や固定電話、インターネットサービスの利用者2760万人に上ったと見られている。
回線異常の影響は通信機能のみならず、通話料のリチャージや残高照合などの機能も停止したという。
この事故に対する国家電気通信庁(Anatel)のコメントはとれていないが、Vivoは国内トップの29・7%のシェアを誇る通信会社で、12年8月にAnatelが業界2〜4位のTIM、Claro、Oiの3社に新規加入者を認めないなどの差止め命令を下した際にも対象には含まれていなかった。
だが、Vivoの利用者である24歳のサンパウロ市のデザイナーは「昨年の11月に一度似たような事態が起きた」という。また、消費者保護センター(PROCON)の調べによると、「消費者から最も苦情が多かった企業ランキング」でVivoは5位に入っている。