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GM従業員が街道封鎖=サンジョゼの解雇騒ぎで

ニッケイ新聞 2013年1月24日付け

 サンパウロ州内陸部のサンジョゼ・ドス・カンポスで、ジェネラル・モーターズ(GM)従業員らがヅットラ街道を封鎖し、タイヤなどを燃やして解雇反対を訴えたと23日付伯字紙が報じた。
 黒煙を上げて燃えるタイヤを背に、「ジウマ、GMの解雇を禁止せよ」と書いた横断幕を掲げるのは、生産ラインの停止で1500人解雇という話が出ているサンジョゼ工場の従業員だ。
 現地金属労組のアントニオ・フェレイラ・ドス・カンポス会長によれば、同工場の従業員約5千人が24時間ストに参加しており、23日の話合いで合意に達しなければ、ストを継続する。話合いには、労組と会社の代表のほか、労務省と企画省、開発商工省の関係者も参加するという。
 連邦政府は景気刺激策としての減税処置導入とその延長の条件として雇用確保を命じており、解雇は政府通達に反する。同工場では、12年8月以来、800人の従業員がレイオフの対象となっており、12月にレイオフ期間を延長していた。