ニッケイ新聞 2013年1月24日付け
『移民の肖像画展』の開会式で寄贈者代表として挨拶に立ったのは、画家・半田知雄氏の自画像を寄贈した大原毅さん。今回の展示される作品の多くが半田氏のものなのに、当人の自画像がないということを関係者から聞き、当初貸し出しのつもりで提供を引き受けたのだとか。しかしその後「史料館の創設に大きく関わった半田さんの絵は、やはり史料館に置くべき」と寄贈を決意。挨拶の場でそれを改めて宣言し、会場からは大きな拍手が沸いた。
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会員の大半が7〜80代と高齢化が進む日本民謡協会ブラジル支部では、若者の呼び込みと育成が急務の課題。若い世代は「民謡への関心は薄いが、日本音楽への興味は高い」ことから、支部内に2〜30代の会員による三味線グループを結成するなど、少しずつ〃改革〃を実行中。新春唄い初め大会では同グループが演奏を披露、さらなる若者参入の呼び水にもなりそう。