サンパウロ市=音楽で祝う市政記念日=70年代以降の40年歌う=目玉となるのはヒタ・リー
ニッケイ新聞 2013年1月25日付け
サンパウロ市では、きょう25日の市政459周年を祝して、大がかりな音楽イベントが開催される。22日付エスタード紙が報じている。
市中央部のヴァーレ・ド・アニャンガバウーでは「4世代が歌うサンパウロ」と題したショーが行われ、1970〜2010年の40年を、各年代を代表するアーティスト4組が表現していく。開演は15時で、23時まで、8時間にわたる演奏が行われる。
70年代を代表するのは、女性ロック歌手のヒタ・リーだ。60年代、ロックバンド、オス・ムタンチスのメンバーとして活動後、70年代にソロとなったヒタは、ブラジル女性ロック歌手のはしりとして数々のヒット曲を生み、同時代の女性の声を代弁する「時の人」となった。
昨年、いったんステージ活動からの引退を表明していたヒタだが、それを撤回して活動を再開。この日のステージでは「マニア・デ・ヴォセ」「ドッセ・ヴァンピロ」などお馴染みのヒット曲を披露するが、現在65歳とは思えない若々しさとユーモラスかつ過激な言動にも注目だ。出番はこの日最後の21時。
80年代の代表は、その当時のレコード業界の保守的な傾向に反旗を翻し、「ヴァングアルダ・パウリスタ」という自主制作のレコード会社と音楽運動を盛り上げたイタマル・アスンプソン。イタマルは2003年に他界しているため、彼の曲を好んで取り上げることで知られる人気女性歌手ゼリア・ダンカンが代役をつとめる。出演は15時から。
90年代を代表するのはアルナルド・アントゥネス。軍政終了直後に起きたブラジルのロック・ブームを盛り上げたサンパウロ市最重要バンド、チタンスの元シンガーは、同じくサンパウロ市の人気バンドだったイラ!のギタリスト、エドゥガルド・スカンドゥーラと共に、80年代後半〜90年代のチタンスの曲をはじめとしたロックを歌う。出演は19時から。
2000年代を代表するのは黒人音楽のヒップホップで、サンパウロ市のみならずブラジルでもトップクラスのラップ歌手、クリオロとエミシダがステージをつとめる。若者を多く集めそうな彼らのショーは17時から。
この他、西部バラ・フンダのラテン・アメリカ記念館ではサンパウロ市の人気エスコーラ3校によるオスカー・ニーマイヤー追悼ショーが行われる。東部のチエテ環境公園では14時から、60年代の人気青春女性歌手ヴァンデルレアがロベルト・カルロスのなつかしのヒット曲を歌う。